教皇レオ14世:聖歌隊は教会の結束の象徴であるべきだ

聖歌隊の聖年

2022年12月1日、 キリスト王の祭日(イエスの生涯を祝う日)に、教皇レオ14世は聖歌隊の全メンバーに対し奉仕への献身を改めて確認するよう要請した。彼らは教会における愛と一致、そして共同体性を通じてこれを行うよう招かれた。聖歌隊の聖年はこの目的のために開催された。

聖ペトロ大聖堂でミサを司式中、教皇はミサの応答詩編について考察し、「典礼の目的は私たちすべてを招き集めること…宇宙の王であるイエス・キリストに会うために歩む道において、賛美と喜びの道で一つとなること」と述べ、皆に挨拶した。

音楽と神の愛の神秘

ギボンズ師によれば、イエスは権威ではなく犠牲によって王権を示された。「イエス・キリストの権威は愛に根ざしている…十字架上のイエスの犠牲は、その愛の究極的な示現でした…この愛を全地に示されることで、イエス・キリストは地上に御国を築かれたのです」。愛の概念は音楽を通しても表現できる。教皇レオ13世がガウデテ合唱団の10周年記念式典で述べたように、「音楽は神の愛の神秘の中に位置づけられる」。

聖アウグスティヌスはこう語った。「歌う者は愛する者である」。歌い手は声で愛を表現し、同時に愛する人への痛みを、優しさを、切望をすべて表す。

教皇庁によれば、音楽は人間の感情を最高に表現するために神から与えられた特別で強力な賜物であり、したがって教会における賛美歌を通して、音楽は洗礼によってキリストにおける新たな命の喜びを表現し、賛美と栄光をもって父なる神にその恵みへの敬意を示す手段として、イエスの『新しい歌』へと発展していくのである。

一致の模範としての聖歌隊

公会議のために集められた聖歌隊は、一致して進み行く。

教皇レオ14世は、聖歌隊がその活動を通じて教会の一致の模範となるよう促した。

聖アウグスティヌスは「旅路において歌え」と記した。これは前進し、支え合い、必要とする兄弟姉妹や、状況ゆえに希望を失った出会うすべての人々を支えることを意味する。

また、アンティオキアの聖イグナティウスを引用し、教会の一つの機能として「一つの声による調和と一致」を挙げた。「あなたがたの一致と、互いへのキリストへの愛の表現から…神の声として共に歌うとき」と。

単なる演奏ではなく、祈りの奉仕に焦点を当てること

教皇フランシスコは、聖歌隊のメンバーが「真の奉仕」に従事していると表明し、その奉仕への参加を通じて、聖歌隊への準備と献身、そして自らの内なる霊性を深め、声による祈りを表現しようとする他の礼拝者を助けるための準備と献身を行っていると述べた。

典礼音楽を「他者が演奏するもの」と捉えることは混乱を招くと警告し、むしろ「自らをその共同体の一員と認識すること」の重要性を説いた。したがって共同体への参加とは、他者を印象づけようとするのではなく一致を確立することであり、真の関係を築くためには「パフォーマンス志向」を排すべきだと述べた。

この歌唱グループは「小さな家族」と捉えられると彼は述べた。この家族単位内では意見の相違も生じうるが、歌唱グループが教会を象徴する機能は永遠であり、困難な時期を経験する可能性があっても、神への礼拝をつなぐ接点であり続けるのだ。

聖セシリア

教皇レオ14世は最後に、 聖セシリアにすべての聖歌隊員を託すよう勧めた。「彼女は生涯を通じて、最も美しい愛の歌を捧げ…キリストに完全に身を捧げた」と。